ものすごく大変な状況で、印刷物を作っている現場がまだまだあります。
効率化できそうなのに「しない」のはなぜか。
色んな要因があると思いますが、その中でも今回は我々を含む『作る側』の問題を探ってみたいと思います。
いつも営業をディスってばかりですが、我々も反省すべき点をしっかり見つめなければいけません。
大変な現場にいる人たちに自動組版を説明している時、すごいねぇという評価をよくいただきます。ありがとうございます。
しかし、そこからもう一歩踏み出せないという現象には理由があるようです。
ひとつは、コスト。
楽になるとしても、今までかかってないコストが上乗せされます。
ただでさえ制作予算が少ないのに、上に通るはずがない、というところです。
もうひとつは、自分の仕事がなくなるという不安からくる拒絶ではないかと思います。
まず、予算の話で言うと、削減できる費用の算出ができないのだろうと思いますが、
我々の自動組版のWPS.3にかかるランニングコストは、アルバイト一人分の経費がかかると考えてください。
あとは、ここからどれだけ削減するかです。
これは導入する企業さんが決めることなので、我々はアドバイスするという立ち位置です。
例えば、2人分の人件費を削減したい、と言うことであれば、そのように取り組むだけです。
ここで自動組版することから、人件費の削減に目的が変わりました。
それでいいんです。
自動組版にどう変えていくかを目的としても、あんまり意味がないのです。
流れができれば自然と人をかけずにまわるので、目的である2人分のコストを浮かせるにはどうすればいいかを考える、が正解です。
1人分のアルバイト経費は増えるが、2人分の正社員経費が落とせます。
なかなか魔法のような話ですが、何もなしでは実現できません。それをサポートするのがWPS.3です。
二つ目の仕事がなくなる不安ですが、効率の悪いやり方でこの先ずっと続けていくことが、その人にとって良いことなのか、です。人の価値観はそれぞれ違うのでなんとも言えませんが、仕事である以上、企業としてのスタンスからすると非効率を続けてもらっても困るんです。
それが、困らないと言う経営者は現場が見えていないのでしょう。
そして、経営側をその状況にさせているのは、我々現場の人間が声を大にして、
この非効率をなんとかしろ!!
って言わなければいけません。黙っていてはダメなんです。
伝わるように大きな声で言う。それが企業にとっても後々大きな力に変わる時が来ます。
言ってみれば、会社のため、経営側にも響く取り組みなのです。
それをせずに現状に甘んじてしまう文化に取り込まれた自分を解放しようではありませんか。
それで見向きもせず、意見も合わせてもらえないような会社なら考えた方がいいでしょう。
所詮、制作は末端で、外れても会社はまわるネジの一部にしかみられていないという結論だと思います。
自動組版は、今までの人の作業の一部が機械的に置き換わることで、本来人間が持つ創造性を必要とする誇り高い仕事、自らを成長させる仕事を与えてくれるものです。
ひいては、それが会社の運営や社会貢献にも繋がる。企業理念にその辺が書いてないか、探してみましょう。
現状維持か、変えるのか
それはあなた次第なのです。
宗教かっ!?