毎年のやつですが、今回もpage2025で会場内セミナーを行います。
時代の業務効率化を実現する『DOT3』の可能性
~印刷物をデジタルメディアにつなぐ新たな試み~
「Web用PDFの定期配信プロジェクト」の全て
今回は、1回30分なので、2本立てにして、1本目を概要中心、2本目を実務中心としたいと思ってますが、流れ次第で分からないのでここに全容をまとめておきます。
今回のテーマは、DX、業務効率化を実現する良い事例というかベースになるプロジェクト「Web用PDFの定期配信」を中心に解説したいと思います。
最初に、何の話なのかというところですが、製品やサービスの紹介として「DOT3」ではこんなことできますよ、とかそういう話になってしまうと、本当に伝えたいことが伝えられないので、「Web用PDFを定期発行する」というプロジェクトを土台に、メディアコンテンツ制作の側からの視点で、DX、業務効率化、働き方改革を実現する取り組みを紹介します。
従来のPDFの位置付けは、印刷物の派生であって、それで何かしようというよりは、PDFを煮るなり焼くなりお好きにどうぞ、というスタンスです。
今回「Web用PDF」と勝手に名付けたPDFは、最初からデジタルメディアとして使われるという想定の元に作られたPDFということです。
印刷の派生としてのPDFではなく、データベースのデータを使ったPDFで、印刷用としても当然使えますよ、という感じでデータからの成果物として同等として扱います。
「印刷」をメインターゲットにしていないので、印刷会社さんには嫌がられるだろうなと思いつつ、それでもこのWeb用PDFの利用価値を上げていけば、それと同等の、或いはさらに上質な印刷物への評価も上げられるのではないかと思っています。
ここでは今回の話に合わせて、当社の取り組みを紹介しています。
最近「現場のデジタル化」という言葉が気に入っているので入れてみました。
「現場のデジタル化=情報のデジタル化+業務のデジタル化」という図式なのですが、これによって世に言われるようなDXや業務効率化、働き方改革の実現に取り組んでいます。
私たちのようなコンテンツ制作は、見た目には印刷物やWebなどの成果物を作っているわけですが、その中で何が行われているかというと、情報を整理して体裁を付けてレイアウトしています。
この作業では情報をデータとして扱っています。ただ、普通にDTPやHTML/CSSコーディングをしているだけだと、その情報はその場限りのものとして誌面やWEBサイトにプロットされただけで、この状態はどちらかというと「アナログ」です。これを「データとして管理して扱う」ということが「情報のデジタル化」と位置付けています。
また、業務もコンテンツ制作現場ではこれといったスタンダードになる効率的な方法は採用されていません。依頼者から来たアナログ情報をアナログな方法で整理して、アナログな方法でアナログな制作現場へ落とし、またアナログな状態で校正して…というようなアナログで無法地帯であるといっても過言ではないと思います。
こういった状況では、時間もミスも増える一方です。このような状況にならないようにするにはどうすれば良いか、といったことをツールやシステムなどを工夫していくのが「業務のデジタル化」です。
当社の制作現場でもDOT3はバリバリ稼働しているのですが、DOT3を使って印刷物を作ることで、情報をデジタル化と業務のデジタル化、すなわち現場のデジタル化を実践しています。
その効果として、DXライクなデータ活用をクライアントに提供できたり、クライアントの業務効率化、働き方改革は社内で言えば、フルリモートという環境を実現しています。
とても30分で終わる自信がないラインナップになっています。
今回Web用PDF定期発行を軸にしたことで、メディアコンテンツ制作の課題解決とか、一通り完結したんじゃないかと思うまとめ方になっています。
続きは、またアップします!